伊豆大島 2009年3月20日〜22日

 春分の日からの3連休に、伊豆大島へ行きました。主な目的はダイビングだったのですが、出発前日になって「キレンジャクが見られていますよ〜」との情報を得て、望遠レンズと三脚が一気に荷物に加わったのでした。中日には晴天に恵まれ、朝のうちバードウォッチングに出かけ、ハイネズの実を食べに来るキレンジャクを撮影したり、元町林道ではウソの声が聞かれました。
 海の方は、風と波は穏やかなのですが、冷たくて暗く濁った海中でした。イサキの子供が数十匹群れていたりしますが、中層はほとんど視界が利きません。深場へ下りるとスジハナダイの動きも鈍く、暗いために昼間からイセエビが身を乗り出していました。季節柄、ウミウシの仲間は多くの種類が見られました。
1日目
Dive No.
590
 
Date:
March 20, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 12:16
Exit Time: 13:37
Bottom Time: 81min.
Depth
Max: 18.9m
Avg: 9.7m
Deco Stop:
3 M: 0min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 194kg/cm2
End Gauge: 57kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 12.2
Surface : 12.2
Air Temp: 16
Condition
Weather: 曇り
Visibility: 10m
Wave Current: 波静か、流れ弱
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm neoprene drysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter
Other Equipments:
Olympus E-410 + PT-E03, Zuiko Digital 14-42mm, INON D-180S
Memo:
どんより曇っているものの、波は静かで穏やかな海です。ところがエントリーしてビックリ! 浮遊物が多くて視界は10mやっと見えるかどうかという程度まで濁っており、水温も12℃台と冷た〜い! 同行の二人のダイバーは深場が苦手で、ウミウシ類の撮影を希望とのことでしたので、秋の浜の正面の浅いところをゆ〜っくり一回りしてきました。 サキシマミノウミウシ、サラサウミウシは3cmくらいありますが、ハナミドリガイ、チゴミドリガイ、アオボシミドリガイ、ヨゾラミドリガイなどはみな1cmあるかないかで、もはや老眼が始まってコンタクトレンズを入れている私の肉眼では細かな識別は困難です。それにしても、この程度の水深ではウミウシとて珍しい種類はなかなか現れず、ましてやサカナは低水温も手伝ってほとんど居ません。
サキシマミノウミウシ
チゴミドリガイ

サラサウミウシ
ヨゾラミドリガイ

Dive No.
591
 
Date:
March 20, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 15:21
Exit Time: 16:35
Bottom Time: 74min.
Depth
Max: 21.9m
Avg: 10.0m
Deco Stop:
3 M: 0min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 193kg/cm2
End Gauge: 62kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 12.2
Surface : 12.8
Air Temp: 15
Condition
Weather: 曇り、時々晴れ
Visibility: 10m
Wave Current: 波静か、流れなし
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm neoprene dtysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter ※データ異常
Other Equipments:
Olympus E-410, PT-E03, Zuiko Digital ED 14-42mm, INON D-180S
Memo:
2本目のエントリーの頃には青空が覗いてきました。海はますます静かなベタ凪ぎですが、海中は相変わらず。。。 一本目よりは少し深く、”落っこちそうな岩”まで下りました。 一本目で観察した種類に加えて、ウデフリツノザヤウミウシ、ムカデミノウミウシ、サメジマオトメウミウシ、ハクセンミノウミウシ、シロイバラウミウシが見られました。 今回は少しはサカナ類も探したところ、産卵かな?とも見られる、体色をネオンサインのように変化させて興奮しているコウイカを観察したり、ホソウミヤッコ、1mくらいの大きなヒラメ、中層にはまだ子供サイズのイサキの大きな群れも見られました。 しかし、せっかくの中層の群れも、透明度が悪いために撮影しても背景が青く抜けてくれません。


ハナミドリガイ

ムカデミノウミウシ

ウデフリツノザヤウミウシ

サメジマオトメウミウシ


イサキの子供の群れ
 
2日目
Dive No.
592
 
Date:
March 21, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 11:59
Exit Time: 13:09
Bottom Time: 70min.
Depth
Max: 29.0m
Avg: 12.9m
Deco Stop:
3 M: 0min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 198kg/cm2
End Gauge: 48kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 11.7
Surface : 12.2
Air Temp: 14
Condition
Weather: 晴れ
Visibility: 10m
Wave Current: 波静か、流れなし
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm drysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter
Other Equipments:
Olympus E-410, PT-E03, Zuiko Digital ED 14-42mm, INON D-180S
Memo:
秋の浜の正面のゴロタ地帯を28mくらいまで降りたところで、1cm弱のコボレバケボリを見せてもらいました。近くのムチカラマツには、ちょっと変なムチカラマツエビが、いやイボイソバナガニでした。 水温が低いため、マツバスズメダイたちもあまり泳ぎ回らず、グニャリと枝垂れたウミトサカの近くに集まってじっとしていました。ジョーフィッシュ、ホソウミヤッコ、オグロベラは他のダイバーに譲って、私は撮影パス。 コケギンポ sp.の顔アップを撮った後、有馬さんについてゆくと、突然岩の上の5cmくらいの赤いサカナをライトで指し、ボードに”キヌカジカ”と書いて教えてくれました。私には初見のサカナです。”カジカ”の名前のとおり、北方の冷たい海に多いサカナらしいですが、冬には伊豆でも見られるらしいです。段落ちでは、まだ小さくてきれいなサガミミノウミウシを撮影できました。

コボレバケボリ

イボイソバナガニ

寒くてトサカ近くに固まるマツバスズメダイ

コケギンポ sp.

キヌカジカ

サガミミノウミウシ
 

Dive No.
593
 
Date:
March 21, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 14:52
Exit Time: 15:56
Bottom Time: 64min.
Depth
Max: 40.2m
Avg: 15.3m
Deco Stop:
3 M: 21min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 198kg/cm2
End Gauge: 48kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 11.7
Surface : 12.2
Air Temp: 14
Condition
Weather: 晴れ
Visibility: 10m
Wave Current: 波静か、流れなし
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm neoprene drysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter
Other Equipments:
Olympus E-410, PT-E03, Zuiko Digital ED 14-42mm, INON D-180S
Memo:
 −40mの壁の亀裂でまず見せてもらったのは、ソウシカエルアンコウ。亀裂の奥に居ましたが、比較的間口が広く、こちらを向いていたために、まずまずの写真が撮れました。近くの別の亀裂には、昼間だというのに大きなイセエビが乗り出してきていました。いつもは泳ぎ回るスジハナダイも、動きが緩慢です。岩の窪みに嵌って寝ているような個体もありました。−21mまで上がってきたところで、ウデフリツノザヤウミウシ(通称”ピカチュウ”)を見つけてもらい、良いアングルで撮影できました。同行のWさんも私に続いてじっくりと撮影しています。石田さんは次のネタを探して先に進んで既に視界から消えているので、彼女を一人置いてゆくわけにも行かず近くで待っていました。 。。。ダイコンの減圧停止時間の確認をすっかり忘れて。
 しまった〜、久しぶりに大失態です! ふと気が付いたら、3m減圧停止時間20分と表示されていました。この日の2本目なので、窒素の体内蓄積がいつもより早いのです。残圧は90気圧あったので、3mまで戻ればまだ1時間近く潜っていられますからエア切れの心配はないのですが、これ以上の道草は無用です。ほぼ一直線に段落ちの−4mまで戻って石田さんにサインを送り、その後は一人で−3mの水深を維持しての〜んびりとエキジット口方向へ向かいました。これだけ浅いと目ぼしい被写体もいないな〜、なんて考えていると、かわいらしいコケウツボ(?)の子供が顔を出していました。

ソウシカエルアンコウ

イセエビ

スジハナダイ

アヤメカサゴ

ウデフリツノザヤウミウシ

コケウツボ yg.
 
3日目
Dive No.
594
 
Date:
March 22, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 8:52
Exit Time: 9:56
Bottom Time: 64min.
Depth
Max: 30.5m
Avg: 15.5m
Deco Stop:
3 M: 0min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 197kg/cm2
End Gauge: 46kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 11.7
Surface : 12.2
Air Temp: 13
Condition
Weather: 曇り、時々雨
Visibility: 3〜5m
Wave Current: 波静か、流れなし
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm neoprene drysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter
Other Equipments:
Olympus E-410, PT-E03, Zuiko Digital ED 14-42mm, INON D-180S
Memo:
前日とはうって変わって、朝からどんよりと曇り空で、午後からは天気が大きく崩れる予報です。しかし、朝のうちはまだ波、風とも穏やかな中、1本目は有馬さんのガイドでWさんと私の2名で秋の浜の右ゴロタ斜面へ潜りました。 エントリーすると昨日より一段と濁りが増した感じで、それは水深を下げてゆくに従って増し、−30mでは透明度は3mほどでナイトダイビングのようです。目的としたコウリンハナダイがいるはずの岩のすぐ横には、別のショップのダイバー3名ほどがいたので、そのコウリンハナダイは岩穴に入ってしまったようです。再び出てくるのを期待して、5分間ほどその場を離れて近くを一回り泳いで同じ岩に戻ると、その前にWさんがじっと待っているではないですか。もっと距離を離れないと、一度隠れたハナダイは出てこないよ〜 近くの岩の亀裂では、有馬さんがアカシマヒラヒゲエビを見せてくれました。 右の砂地の縁に沿って戻ってくる途中、−18mではサツマカサゴがじっとしていました。正面から段落ちにかけて、コケギンポsp.、スイートジェリーミドリガイ、オトメウミウシ、ヨゾラミドリガイが見つかりました。

アカシマシラヒゲエビ

サツマカサゴ

コケギンポ sp.

スイートジェリーミドリガイ

オトメウミウシ

ヨゾラミドリガイ
 

Dive No.
595
 
Date:
March 22, 2009
Location:
伊豆大島 秋の浜
Dive Time
Entry Time: 11:20
Exit Time: 12:14
Bottom Time: 54min.
Depth
Max: 29.9m
Avg: 14.8m
Deco Stop:
3 M: 0min.
6 M: 0min.
Breathing Gas
Start Gauge: 195kg/cm2
End Gauge: 67kg/cm2
pPO2:Air
Temperature
Bottom : 12.2
Surface : 12.2
Air Temp: 13
Condition
Weather: 曇り
Visibility: 3m
Wave Current: 波静か、流れなし
Equipment
Tank: 12L Steel
Weight Belt: 9.0Kg
Ankle Weight: 1.5Kg
Body Protection:
TUSA 5mm neoprene drysuit + Mares 6.5mm hood
Computer:
Oceanic Atom 2.0 + transmitter
Other Equipments:
Olympus E-410, PT-E03, Zuiko Digital ED 14-42mm, INON D-180S
Memo:
コンディションは1本目と同じで、中層を泳ぐにもコンパスを頼りにしないと、-20mの海底が見えません。-25mへ下りて壁の岩穴を一つずつ覗いてゆくと、有馬さんがエダツノガニを見つけて、砂地に連れ出してきてくれました。近くでイズカサゴを見つけて撮影していると、壁の上で有馬さんがムラクモキヌヅツミガイを見つけて呼んでくれました。落っこちそうな岩の下でヤグルマウミウシ、アカホシカクレエビを見てから段落ちに戻り、コールマンウミウシ、ナミマツカサ、フルセゼブラヤドカリ、ベニカエルアンコウを観察しました。段を上がったところでは、岩の下にミナミハコフグが5cmくらいまで成長していました。

ミヤコウミウシ

エダツノガニ

イズカサゴ

ムラクモキヌヅツミガイ

ヤグルマウミシ

フルセゼブラヤドカリ

ベニカエルアンコウ

トウシマコケギンポ

ミナミハコフグ
 
 

使用器材

BCD

Mares Frontier BCD

 
レギュレータ

Oceanic EOS FDX-10, TUSA Duo-Air SS700

マスク

CressiSub Big Eye

フィン

CressiSub Pro Lite

スーツ

TUSA 5mm Neoprene drysuit + 6.5mm hood

カメラ

Olympus E-410 + PT-E03

Zuiko Digital ED 14-42mm

INON D-180S

コンピュータ Oceanic Atom 2.0 + transmitter
 

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